勝手にゲームオブザイヤー2013

記録を固定化しないと流れる。というわけで勝手にゲームオブザイヤー2013。

2013年の新作「ではなく」プレイして印象に残ったモノを4部門4タイトル挙げます。

ボードゲーム部門:ドラゴンイヤー

シュテファン・フェルトゲーム会にてプレイ。

一見するとシステムからの攻撃に耐えるゲームのようだが、耐えているだけでは得点にならない。殴られながら得点に手を伸ばさなければいけないところが良くできている。積極的に得点を取らないと置いて行かれるのがフェルトの特徴だが、これは非常に彼らしいセンスが光っていて感銘を受けた。

カードゲーム部門:ジキルとハイド

自分のカードを他人に出してもらえるトリックテイキング。まずこの発想にのけぞる。一見めちゃくちゃなゲームのように感じるが、実際にプレイしてみると意外ときちんとしている。カード構成も癖があるが、ツボを押さえやすく覚えやすいことが分かってくる。ワンアイデアで飛び出してしっかり着地させているのは作者の非凡故か、ディベロップか。

二人ゲーム部門:メディチ対ストロッチ

(特にクニツィアの)競りゲーはだんだん相場が固まっていくのが面白味の一つだが、これが二人プレイだと途端にエロスに変貌する。

できてきた相場が変なところに嵌るとプレイヤー二人とも抱き合ったまま奈落の底に落ち続ける。無利子の借金が無限にできるため、落ちながら殴り合う気持ちよさを味わえる。

クソゲー部門:レーストゥアドベンチャー

「システムはアクションドラフト。テーマは遺跡探索。フレイバー多めで1時間で終わる」

そういわれたら絶対面白いと思うじゃないですか。クソゲーなんだぜ、これ。